triboxキューブ教室の教え方

triboxはルービックキューブの普及活動として不定期にキューブ教室を開催しています。
主に学童保育で5回ほど実施してきました。生徒さんは小学校1年生〜3年生がメインで、使える時間はだいたい1時間です。
最近は参加者全員が6面を攻略できるようになっていて、どうやって教えているのか質問されることも増えてきました。
今回はtriboxキューブ教室で気をつけているポイントをご紹介致します。


教室の形式

授業形式 – 班形式 – マンツーマン形式

マンツーマン形式が理想ですが講師の人数から実現不可能、授業形式で小学生に教えるのも不可能ということで、班形式を採用しています。
1人の先生が5人程度の生徒さんに教えることを想定しています。
5人程度であれば、要所要所で一時的にマンツーマン形式をとることができます。

教室の様子↓


ポイント

1. 1時間使っていいと言われたら、使えるのは40分程度だと覚悟しておく
2. 手順を覚えさせない
3. なぜ揃っていくのか理解させようとしない
4. わかりやすいケースをお膳立てする
5. つまずいたら最大のアシストをして、次のステップへ
6. 時間内に1回6面完成を経験してもらう

6がゴールです。そのために1〜5を実践します。それぞれについて簡単に説明致します。

1. 1時間使っていいと言われたら、使えるのは40分程度だと覚悟しておく
序盤のクロスまでに30分くらい使ってしまい、想定していたペースから大きく外れてしまうことがよくあります。
他にも自己紹介やキューブの配布、次のグループへの入れ替えなどに時間を使う必要が出てきます。
40分なんてあっという間に終わる、最初からハイペースで行こう! と覚悟しておくと良いでしょう。

2. 手順を覚えさせない
これはもう常識になっているでしょう。手順を覚えるのは解けるようになってからで良いということですね。
生徒さんは回転記号のイラストを見て、一手ずつ瓶の蓋を開けるように回します。それでOKです。
「フィンガートリックを習得すれば手順を覚えるのが楽」などと考えたこともありましたが、こういう工夫は余計なお世話になりがちです。

3. なぜ揃っていくのか理解させようとしない
数学科の学生さんに教えるなら話は別ですが、普通は生徒さんのモチベーションを削いでしまうので避けたほうが良いでしょう。
キューブを揃えられないうちは、何を言われてもちんぷんかんぷんですよね。
逆に揃えられるようになってしまえば理解は簡単です。

4. わかりやすいケースをお膳立てする
ステップ3(2段目)あたりから多用します。
上で紹介したビデオでは最初に講師がキューブを回しています。ここで赤-緑のエッジを赤面の上に設置しています。
こうして生徒さんのキューブを同じ状態にそろえて、同じことをしてもらいます。色まで同じにするのがポイントです。
ステップ2(第1面のコーナー)では白の向きを右にしてあげたり、OLL以降ではあと一回で揃う状態を作り出してあげたりします。
残り時間をみつつ、経験してもらうのは最低限にして、足りない情報(OLLでの模様の循環など)は講師が見せるだけにするなどします。

5. つまずいたら最大のアシストをして、次のステップへ
つまずいたり、班のみんなから遅れをとったりすると、モチベーションがかなり下がります。班のみんなが同じペースで進むよう心がけます。
これは当初不可能だと考えていましたが、適切なお膳立てを行えば可能です。
例えば、ビデオの映像のあと生徒さんは手順を回しますが、回し間違えてしまう子も居ますよね。
そんなときはその子の隣に行って、キューブをもとに戻し、もう一度手順を回してもらいます。

エッジOLLの手順ではFが出てくるので、多くの生徒さんが間違えます。
そういうときは「間違えたら言うから回してみて」と一人ずつ見て回るほうが早かったりします。さらにキューブをもとに戻す作業も避けられます。

大きなアシストを行ったということは、すでに落ち込んでしまっている場合がほとんどです。
次のステップでもその子を気にかけ、一番早くステップを突破してもらいます。そうやってモチベーションを回復します。

6. 時間内に1回6面完成を経験してもらう
この方法でキューブを教えて、一人でもう一度揃えられるかというと、たいていそうはなりません。
しかし一度解けたパズルなので、なぜさっきできたものが今はできないのか、と考えてくれます。
そうなってしまえばテキストを読むモチベーションが十分にあるので、自己解決にも希望が持てます。
学童や学校の場合は、理解した子がわからない子に教えてくれたりもしますね。


いかがだったでしょうか。
教える内容をものすごく絞って、絞りすぎなくらい絞り、キューブ完成を体験してもらう。
その後足りない情報があったとしてもどうにかなる、という感じでしたね。
すごく無責任な方針にも見えるのですが、案外うまくいきます。ぜひお試しください!

 
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