QiYi Valk 3

マッツ・ファルク選手監修。55mmクラスの新しいキューブが、ついに登場した。
グラフは356Airなどよりもいびつだが、上級者が求めるパラメータを見極めた結果なのかもしれない。
耐久性は全モデル中2位、安定感は3位と極めて優秀。しかし、実はいずれも356Airに劣る。そして柔軟性は1.6点も低い。
ところが、triboxコンテストで上位争いをするような上級者はValk3を選んだ。

この理由を素直に推測すると、「回転の軽さが何よりも大切」、「柔軟性は6点前後あれば十分」などと考えられる。
回転の軽さが+2.4というのは全モデル中1位。2位はWeiLong GTS (+2.3)で、3位が356Air (+1.1)だ。
この他、triboxレビューでは数値化できない回転の印象、キューブのキャラクターが素晴らしい。

55mmクラスの最新競技用キューブというと、2014年発売のAoLong V1 54.5mm以来となる。
このサイズを試したことがないという方は、57mmクラスのキューブをコレクションする前にValk3を試すべきだろう。




※各項目の最大値と最小値は平均の算出に使用されません。
※数値は補正されています。例えば、安定感評価の全平均が5で、レビュアーAによる安定感評価の平均は7だったとします。この場合、レビュアーAの安定感評価はおよそ2ずつ下方修正されます。この補正により、全レビュアーの評価尺度を近づけています。


 
レビュアーからのコメント


 
 
伏見 有史
総合評価 (89.6)


大きさは約55.7mmであり、今まで届かなかった範囲にまで指が届くようになったので、従来の57mmのキューブよりも扱いやすくなった。
指使いの多さが生死を分けるワンハンドの競技者にとっては、大きなアドバンテージになるだろう。


 
 
佐島 優
総合評価 82.7


このキューブの一番の魅力は、回転の軽さと安定感の両立だろう。
開封してから特に潤滑材・調整一切なしで非常にスムーズに回り、また摩擦が少なく直線的に回る。
思い通りに回った時は快感だが、ホールド等の扱いは少々熟練者でないと難しいかもしれない。
逆にこの軽いキューブを使いこなすことができるようになれば、上級者に一歩近づいた証拠だと言えるだろう。
最近のキューブにしてはコーナーカットは若干狭い方かもしれないが、完成度は非常に高く、個人的にメインキューブ候補になる。


 
 
高木 佑平
総合評価 79.0


回転が非常に軽く、最近のキューブと比べると扱いにくく感じる。
しかし、監修は世界トップクラスのMats Valk選手によるものなので、上級者への一歩として回転の軽いキューブを扱う良い練習になるだろう。


 
 
端村 航
総合評価 77.1


面の摩擦が少なく、回転が非常に軽いです。ただその分うまく力を抜いて回す必要はあるでしょう。
一般的な話として、速く回すためにはうまく力を抜くことが重要なので、その練習として使うのもいいかもしれません。
もちろんメインキューブとして使えるだけのポテンシャルは十分にあります。


 
 
大村 周平
総合評価 (76.7)


サイズ、角の丸みなどはYueXiaoに似ているが、回転感覚は真逆。
YueXiaoは接触面のザラザラとした手触りがあったが、このValkはほとんど面の摩擦を感じない。
まるで細いレールの上だけが接しているような感触がある。
感触の評価が難しかった。初期状態の潤滑剤のせいか、湿り気を感じつつも軽く回るという今までにない特徴を持っている。
近年リリースされたキューブの中では確かにコーナーカットが狭いほうだが、実用上問題があるレベルではないので安心してほしい。



 
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