1段目を揃えます。
最初の1面が揃い、さらにその側面が揃ったものを”完全一面“と言います。
まずは、このステップのSTARTとGOALを確認してみましょう。
クロスに比べれば、このステップはものすごく簡単です。
本来、手順を紹介してしまえば後は何も言うことがないようなステップです。
だからこそここで、非常に重要な技をご紹介することにしましょう。
手順を習得する 手順の使い方を学ぶ 実践あるのみ!
フィンガートリック: 右トリガー
フィンガートリックとは、回しやすい3手前後のムーブを一気に回すテクニックのことです。
もちろん、キューブを速く解くためにも使われますが、この解法書では、手順を覚えるために使います。
とりあえず一度回してみましょう。
どうでしょうか。フィンガートリックを習得するには、ビデオを見るのが良いでしょう。途中、キューブの持ち方についてもお見せしています。
フィンガートリックを習得すると、この3手は[ R U R’ ]ではなく、右トリガー、すなわち1手として覚えることができます。
読み進める前に右トリガーを習得すれば、ここから先は非常に楽になるはずです。
準備:目標スロットの真上に
突然ですが解法の話に戻ります。今回のターゲットは3色パーツです。Step1では無視していたものですね。
まず、キューブの上下を反対にしましょう。白面が下、1段目になります。1段目の3色パーツが揃うと、完全一面が完成しますね。
このステップでは、3段目にあるターゲットを1段目にズドンと落としていきます。
さて、クロスのときと同じく、3色パーツも入る場所が決まっています。
ターゲットが入る場所を”目標スロット“と言うことにしましょう。
ターゲットを目標スロットの真上に移動させる。これが準備です。
例では、白-赤-緑の3色パーツについて見てみます。
クロスが目印になるので、どこが目標スロットなのかは簡単にわかりますね。
下2層を回転させて、目標スロットの真上にターゲットを移動させましょう。これで準備完了です。
実践
ここで、最初の手順の登場です。と言っても、右トリガーに1手足しただけの、4手の手順です。
最後の1手は左手人差し指でひっかくように回します。
ターゲットの向きによって、この手順を繰り返す回数が違いますが、揃うまでやる、ということでもいいでしょう。
ヒント
ターゲットが1段目に落ちていたら
ターゲットが1段目に落ちている場合は、同じ手順で3段目に上げることができます。
前トリガー
前トリガーもあります。これを使えば右トリガーを5回も回す必要はありません。
キューブの向きを少し変えると少し回しやすくなります。
次は
ルービックキューブの完全一面が完成しました。次は2段目の完成を目指します。