GAN354 M

2018年7月発売、2018年7月レビュー、2020年1月補正値再反映




※各項目の最大値と最小値は平均の算出に使用されません。
※数値は補正されています。例えば、安定感評価の全平均が5で、レビュアーAによる安定感評価の平均は7だったとします。この場合、レビュアーAの安定感評価はおよそ2ずつ下方修正されます。この補正により、全レビュアーの評価尺度を近づけています。


 
レビュアーからのコメント


 
 
高木 佑平
総合評価 (94.0)


SMと比べ安定感が増し、磁石の強さも程よい仕上がりとなっている。
サイズが54mmのため、好みは分かれるが片手競技に向いていると感じた。
また初期状態では回転が軽すぎると感じたため、シリコンオイルで調整し使用している。


 
 
端村 航
総合評価 92.0


全体的な性能のバランスが素晴らしい。また、開封時点で丁度良い調整がなされていて、すぐに最高の状態で使うことができる。
54mmというサイズ感は人によって好みが分かれるかと思うが、多くの日本人の手にはなじみやすいだろう。
正直レビュー時点では文句の付け所が全くない。


 
 
大村 周平
総合評価 90.2


初代GAN356からマイナーチェンジを繰り返してきたGANシリーズだが、この354で完全にメジャーアップデートの世代交代を遂げた。
GANならではの硬質な素材感や接地感のある安定した回し心地はもちろん、特にコーナーカットは素晴らしくMoyu GTS3をも上回る。
54mmというサイズにはすこし戸惑うが、慣れるのは時間の問題だ。アジア人の小さな手には問題なく馴染むだろう。
細かいところでは、蓋の取れづらさが向上しているのも良い。GESも需要の高い4種類に絞られた。


 
 
竹村 篤人
総合評価 89.2


強すぎず丁度よい磁力アシストとAir SMを超える柔軟性により素晴らしい感触に仕上げられたキューブだ。
また、ホールドが安定し次の手順へスルスルとつながっていくため、ソルブに安定感が生まれる。
初期状態の調整は若干ネジが緩く制御しきれなかったので少し締めて使用した。
同じGANが手掛ける356シリーズとは少し形が違うが方向性は近く、GANを代表する、そしてキューブ界を代表するものとなることは間違いないだろう。


 
 
入船 朝斗
総合評価 86.7


コーナーカット、ポップ耐性、ピボット耐性、回転の軽さといった点で過去最高の性能を誇る。
性能を尖らせることなく全ての性能を1段階UPさせており、非常にGANらしい3x3x3である。
初期状態では若干安定感のなさが気になったがGESを締めることで完全に解決された。
小さめのサイズに関しても気にならず、むしろ手の小さい自分にとってはプラス効果の方が大きかった。
ステッカーレスの発色や蓋の外れづらさ、マグネットの強さなども非常に満足のいく仕上がりで文句の付け所がない。
間違いなく現時点で最高のキューブであると思う。


 
 
佐島 優
総合評価 (84.5)


開封状態では緩すぎて制御しづらいためGESを締めることをおすすめする。
一番の魅力は回転の軽さで、これはHuangLong Mの軽さを凌ぐ。安定感だけがネックで、締めてもなお回転が軽すぎると感じたので私は粘度の高い潤滑剤を入れて調整した。
54.4mmということで、最初はサイズ感に慣れるまでやや苦労するだろうし、その影響でタイムがなかなか伸びないと思われる。
また、キューブ表面がGAN独特のマットなプラスチック素材を利用しているため、ホールドにやや難を感じる(滑りやすい)が、これも慣れで解決できそうだ。
逆にひとたびこのキューブに慣れてしまうと、他のキューブに違和感を感じるようになるかもしれない。
どちらかというと上級者向けの印象があるが、一度は手に取って試してもらいたいキューブだ。
 



 
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