GAN356 Air

過去のレビュー:
このページは過去のレビューのアーカイブです。2017年7月以降のレビューとは尺度が異なります。

WeiLong GTS、Valk 3と同じく、2016年に登場したモデル。2017年の最新モデルと合わせて再レビューを行った。

史上初めて、基本3性能がすべて7点を超えたキューブ。今回の再レビューでもそれを維持している。
一方で総合評価は10点近く下げられてしまった。ここだけを見ると、Valk 3に負けた、Valk 3が正解だったという印象さえある。
しかし、GANCUBEはValk 3を追いかけるようなことはしない。後発のUltimateやUMのレビューもぜひご覧頂きたい。



Gans356SMV_table

※各項目の最大値と最小値は平均の算出に使用されません。
※数値は補正されています。例えば、安定感評価の全平均が5で、レビュアーAによる安定感評価の平均は7だったとします。この場合、レビュアーAの安定感評価はおよそ2ずつ下方修正されます。この補正により、全レビュアーの評価尺度を近づけています。


 
レビュアーからのコメント


 
 
佐島 優
総合評価 (79.8)


過去のGANシリーズの印象と比べ、良い意味でかなり変わった。
安定感が圧倒的に改善されており、もともとあったコーナーカットの能力もそのまま引き継いでいるため全体的なバランスが非常に良くなった。
コアをある程度締めておけば耐久性も抜群である。逆に緩めると摩擦がほとんどなくなり制御がきかなくなるため、調整はやや難しいかもしれない。
回転の軽さは4種類のGESとコアの締め具合でいくらでも調節できる。
私の場合は、黄色のGESに付け替え、ほんの少しだけ緩めたところがベストだった。
是非いろいろなパターンを試して、最適な回し心地を見つけてほしい。


 
 
大村 周平
総合評価 77.9


現行モデルの中では全体的に標準的な性能となる。
特に悪いところはなく、値段を考えれば過剰スペック気味なAir Uよりも良いといえる。


 
 
高木 佑平
総合評価 72.5


同じGAN356シリーズとは思えないほどの改良がされている。
356SV2で目立っていた引っ掛かりが軽減され、安定感は格段に向上、扱いやすくなっている。
WeiLong GTSと同様に誰にでもおすすめしたいキューブに仕上がっているので、今までのGANシリーズがあまり好きでなかった方にも是非一度試して欲しい。


 
 
伏見 有史
総合評価 71.8


GAN356S V2よりも重量が軽くなり、回し心地はやや乾燥化した。
従来のGAN356にあったクセがなくなった為、今まで苦手だった方も試してみると良いだろう。
個人的には、より回しやすいキューブに進化していると思う。
一方でデメリットは相変わらずの柔軟性の低さだ。WeiLong GTSやValk3と比較するとその点でかなり扱いにくさを感じる。


 
 
端村 航
総合評価 (71.1)


GAN特有の高い耐久性と柔軟性はそのままに、安定感が大きく向上しています。
また持った時の重さも数字以上に軽く感じられ、名前通りの軽やかな回転を味わえます。全体としての完成度は非常に高いです。
GANキューブに苦手意識がある人も、一度試す価値はあるでしょう。
バネは私は最も軽いものを使用しています。このバネを簡単に替えられる機構も素晴らしいと思います。



 
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