2018年6月発売、2018年7月レビュー、2019年4月補正値再反映
※各項目の最大値と最小値は平均の算出に使用されません。
※数値は補正されています。例えば、安定感評価の全平均が5で、レビュアーAによる安定感評価の平均は7だったとします。この場合、レビュアーAの安定感評価はおよそ2ずつ下方修正されます。この補正により、全レビュアーの評価尺度を近づけています。
レビュアーからのコメント
高木 佑平
総合評価 (87.9)
開封直後はあまり良い印象が無かったが、ある程度調整すれば充分メインとして使えるキューブである。
磁石の強度は弱めで回転も軽く、程よい安定感と回転の軽さを保っている。また他のYuxinのキューブと比べても精度が高く、磁石入りのキューブの中でも比較的安いためお勧めしたい。
大村 周平
総合評価 84.7
開封直後は驚くほど回転が軽いが、回し込むにつれて摩擦が増えておとなしくなってくる。
感触や質感は非常にチープだが実際のタイムに直接影響するものではない。 磁力の加減がちょうどよく、全パラメータが高い優等生キューブ。
値段も手頃で、現時点でもっとも万人におすすめできるのはHuangLongだ。
佐島 優
総合評価 84.4
一言で表すなら「軽さを極めたキューブ」。回転面の摩擦がきわめて小さいことが回転の軽さを実現しており、なおかつ重量も非常に軽い。
そのため相当数練習しても疲労感がかなり少ない。ただ GAN SM や QiYi Valk 3 Power M などに比べると直線的に回る分、コーナーカットにやや難がある印象。
開封時にはネジがかなりしまっているので適度に緩め、潤滑剤を塗布すると程よい回し心地を実現できるだろう。
回転が軽すぎる場合は粘度の高いグリースなどを入れて調整するのもありかもしれない。マグネット入りキューブの中では安価だがメインキューブとして十分のポテンシャルを秘めている。
端村 航
総合評価 84.2
初期状態では潤滑剤が少なく、またネジがかなり締まっているようなので、潤滑剤を入れたうえで緩めるのがよさそう。
磁石が入ってはいるものの、素体にYuXin特有の回転の軽さがあるため、全体としてピーキーな印象。
メンテナンス力が問われるのと、人によって好き嫌いがかなり分かれるキューブだと思う。ちなみに自分的には結構好き。
磁石入りキューブの中では比較的安い方でもあるので、とりあえず1個買ってみる価値はある。
入船 朝斗
総合評価 80.6
回転、重量ともに各社のフラッグシップの中で最も軽く、ピボットはほとんどない。
かなり直線的でコーナカットは狭めであるため、回転の軽さと相まって慣れるまでは少々引っ掛かりを感じるかもしれない。
開封直後は潤滑剤がほとんど塗布されておらずネジもしまっているため調整は必須。私は水性潤滑剤と少し重めのシリコンオイルを使用した。
最近のキューブには少なかったピーキーな性能であるが近年のスタイルに合っており今後の新たな選択肢のひとつになると思う。
竹村 篤人
総合評価 (63.2)
このキューブ最大の特徴は「回転の軽さ」だと感じた。そしてこの最大の特徴がキューブ全体の性能に影響している。
回転の軽さがあることで速いスピードで回せるという利点がある。それに対して回転の軽さには、磁力の低さと相まって回りすぎてしまい安定しないという難点がある。
また、あまりコーナーカットが広くないため速く回そうとするとどうしても引っかかってしまう。
このようにHuangLongは「回転の軽さ」という他のキューブを上回る特徴を持っているが、それを生かすのが難しいキューブである。
スピードと耐久性を求める人におすすめしたい。
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YuXin HuangLong 3x3x3 M
