ZhanChiの一人勝ちが続くなか、各メーカーはZhanChiを越えるキューブの開発にしのぎを削っていました。
そんななか唯一、ZhanChiを売り上げランキング1位から引きずり下ろしたのがこのWeiLongです。
WeiLongのキャラクターは単純明快。ZhanChiより軽く、滑らかに回るキューブ。
力を抜き、指を高速で動かすキュービストたちが求めていた性能です。
コーナーカットや耐POP性能はZhanChiとほぼ同じ水準なので、好みによってZhanChiかWeiLongかを選ぶ時代が到来しました。
それまでは、ZhanChi以外に「誰にでもおすすめできるキューブ」が無かったわけですから、これは事件でした。
これ以降、どのキューブを買えばいいかわからないとのお声を頂くようになり、評価企画を実施するきっかけとなります。
あえて注目したいのは、安定感がZhanChiより0.3低い点です。
誤解を恐れずに言えば、扱うには少し技量が要るということになろうかと思います。
ZhanChiが少し重い、もっと回すスピードを上げたいという方は是非お試しください。
まずは、評価者6名の評価を平均したグラフをご覧頂きました。続いて、各評価者によるグラフとコメントをご紹介しましょう。
皆様はMoYu WeiLong V2をどのように評価されますでしょうか。
ご自分と評価が似ている評価者が見つかったら、ぜひその評価者のページをチェックしてみてください。
各評価者によるMoYu WeiLong V2の評価
適度に力を抜いて素早く回すことの出来る人(15秒未満くらい)でないと使いこなすのは難しいと思います。
逆にそれができる人にとっては非常にいいキューブです。世界のトップ選手が使うのも頷けます。
ちなみに僕は使いこなせていません。
TORIBOレビュー
端村 航さんのページ
Aolongよりも軽い回転が好きならこちら。
MoYuシリーズは摩耗に強い素材なので、長期的に安定した回し心地になる。
コーナーカットは良くないので、90度の感覚を掴んで回す必要がある。
TORIBOレビュー
大村 周平さんのページ
自分がWeiLongV1を使っているからか、一番回しやすいキューブと感じました。
全体としてV1よりかなり落ち着いたキューブで、回転がV1ほど軽くない分安定感もあります。
ほんのすこしだけ内部がボコボコした回し心地ですが、シリコンスプレーやグリスをしっかり入れるとより回しやすくなるでしょう。
TORIBOレビュー
洲鎌 星さんのページ
MoYuの代表作とも言えるこのモデル。私がメインで使っているものです。かなりウェットな質感ですが、非常に回し心地はスムーズで、スルスルと回ります。そのため、初心者の方にはやや扱いづらいかもしれませんが、この軽さに慣れることができればタイムが飛躍的に向上するかもしれません。
グリース等を少々入れることで好みの回し心地を作ることが出来ると思います。今回57mmを使用しレビューしましたが、手の小さい方やお子様には54.5mmをオススメします。
TORIBOレビュー
佐島 優さんのページ
現在の平均世界記録6.54を出したキューブの改良版である。
WRholderのFeliksZemdegsさんがWeiLongに変えて自身の持つ前世界記録を0.99秒約1秒も更新したことからも、ZhanChi以降初めてDaYan(業界)トップシェアの牙城を崩したMoYuの代表モデルと言える。
回転が軽く扱いが難しい。と言ってもAoLong程ではないので中級者から上級者向け。
TORIBOレビュー
飯田 朋也さんのページ
初めて回した時の感覚は、MoYu AoLong V2に比べると最初からある程度回しやすいという印象でした。とても軽くて回しやすいのですが、最初はカラカラしていてブレーキが利かない感じなので速く回すと回りすぎて引っかかる感じがあります。回しこむにつれて密着感が出てくるので速く回してもスムーズに気持ちよく回せるようになると思います。
TORIBOレビュー
田渕 雄夢さんのページ
TORIBOストア
MoYu WeiLong V2