ついに第2面が揃います。ルービックキューブの2面を揃えるのは案外難しいのですね。余談ですが、この解法では4面だけが揃うことはありません。頑張れば実現可能です。ちなみに5面だけを揃えるのは?これは不可能ですね。
さて、このステップでは、3段目にある3色パーツを揃えていきます。3色パーツのことは、今後コーナーと呼ぶことにしましょう。コーナーOLLの意味についてはもう大丈夫ですね。3段目にあるコーナーの向きを揃える、ということになります。
これによって、3段目のパーツの向きが全て揃い、上面が黄色一色になります。
手順を習得する 実践あるのみ! “最適なルート”を知る
フィンガートリック”右ダブルトリガー”
トリガーを2回連続で引く”右ダブルトリガー”を紹介しましょう。と言っても、名前以外に説明することはありません。
これもよく使うフィンガートリックです。本来はもっと効率の良い回し方をしますが、これについては中級編以降で説明することにしましょう。
手順の紹介
前のステップと同じく、使う手順はひとつだけです。
気をつけたいのは、右トリガーと右ダブルトリガーの間にある[U]を忘れない、というところです。
解説はもう必要ないですね。とにかくよく使う手順です。何度か練習して、手に馴染ませておくと良いでしょう。
実践
手順を使うと、上面のコーナーパーツの向きを変えることができます。しかも、上面のクロスは崩れません。
乱暴に言うと、ポイントが3つあります。
1. 基本的には一心不乱に手順を繰り返し回す
2. ループしていると感じたらキューブの向きを変える
3. 黄色のコーナーが1つだけ上を向いたら…
少し詳しく見て行きましょう。まず、”あと1回手順を回せば揃う“という状態を紹介します。
詳しくは次項で説明しますが、黄色のコーナーが1つだけ上を向いたら、そのコーナーが左手前にくるようにキューブを持ち替えましょう。
そうすれば、あと1回、もしくはあと2回手順を回すことでこのステップが終了するはずです。
もっと賢く
前項では、一心不乱に手順を繰り返すという原則を紹介しました。
しかし、最適なルートを取ると、繰り返す回数は最大でも4回になります。
まずは、このステップで発生する状態を全て見てみましょう。実は7パターンしかありません。
これでは見づらいので、もう少し模式的に表現してみます。上面の周りに、側面の様子を併せて表示したものです。
最初は少し想像力が必要でしょうか。この模式図にはすぐに慣れるので、心配は不要です。
27以外が出た場合は、まず27を目指すわけですが、ルートが2パターンあります。
先ほど紹介した手順も、もう一度載せておきます。
キューブの向きが適切でない場合、永遠に27にたどり着かない可能性があります。
この向きだとまずいな、という感覚は自然に身についていくのですが、それを整理したのが上のフローチャートです。
この流れを完全に暗記することができたなら、そろそろ中級編に進む頃合いでしょう。
次は
ルービックキューブの上面が揃いました。次はコーナーPLLについて学びます。