こんにちは、HATAMURAです。
通常のtriboxレビューよりも「速報性のある」「主観的な」レビュー情報をお届けする「HATAMURA速報」、第2回となる今回はThe Valkブランドの新作であるValk3 PowerおよびValk3 Power Mのレビューをお届けします!
前回のGAN356 Air SMのレビューはこちら
Valk 3 ってどんなキューブだった?
トップキューバーであるMats Valkが監修していることで大きく話題になったValk 3。この度、その新作となるValk 3 Powerおよびその磁石付き版であるValk 3 Power Mが発売されました。
前作のValk 3はその話題性もさる事ながら、トップキューバーお墨付きの高い性能により新興ブランドながら最高レベルのシェアを誇るキューブとなりました。
ただ、私の第一印象はさほど良いものではなく、「いいキューブだと思うけど、そこまで流行らないだろうな」と予測していました。
その原因は回転の軽さでした。初期状態では非常に軽く滑らかな回転をしており、指がうまく乗った時の最高速は非常に優れているものの、うまく制御するには適度に力を抜いて回すことが必要だなというのが当初の所感でした。
しかし、あまり流行らないだろうという私の予想は大きく外れ、Valk 3はトップクラスのシェアを獲得するキューブとなりました。tribox contestや大会でも多くの人が使用しているのを見て非常に驚きました。
実際に使用者のValk 3を触らせてもらうことで、その理由が分かりました。Valk 3は回しこむことによって、初期状態とは全く異なる、非常に使い勝手の良いキューブとなるのです。キューバーの手で使い込むことによって回転が少し重くなり、それによってとても制御しやすく、心地よく回せるキューブに変化していました。
Valk 3は使い込むことによってその真価を発揮するキューブだったのです。
それで、Power M は!?
前置きが長くなってしまいましたが、本題のPowerとPower Mへの評価に移りましょう。
このPowerおよびPower Mは前作と異なり、初期状態ですでに完成されているキューブであると思います。
回転は前作と比べてやや重くなり、回しこんだ状態のValk 3に近い状態が最初から実現できています。
程よい回転の重さと感触、そして安定感があり、さらに柔軟性も非常に高く、回していて違和感を感じることがほぼありません。
大きく特徴だった点はないのですが、全体としての性能のバランスがすごく良いと感じます。正直、ケチをつける所がほとんど見つかりません。
あえて欠点を挙げるとするならば、人によっては回転が重過ぎると感じるかもしれません。回転については潤滑剤を変えたりすることである程度対応はできますが、本体の重量が少し重いのもあるので、それらの点ではAir SMなどの方が良いと感じる人もいるかと思います。
PowerとpowerMは磁石の有無による好みの差で決めてしまっていいと思います。磁石はさほど強くなく、PowerとPower Mで大きく違うところはありません。どちらも非常に完成度の高いキューブとなっています。
キューブとしての基本的な性能がとにかく優れていて、それらが高い次元のバランスを保っています。正直言って、個人的には良すぎて語ることがないレベルです。
このPowerとPower Mは間違いなく今最も買うべきキューブの一つであると断言できます。
箱から出した瞬間にあなたのメインキューブとして活躍できる性能を秘めており、あらゆるキューバーに強くオススメできる一品です。
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QiYi Valk 3 Power M
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